マッチング拠出ってなに？

こんにちは♪iDeCoに恋するファイナンシャルプランナーの【ぴっぴ】です(*^^*)

今回は、マッチング拠出について解説していきますね♪
企業型DCに加入されている方必見の記事になりますよ～！

マッチング拠出ってなに？

マッチング拠出を説明する前に、企業型DCについて知っておきましょう♪
企業型DCを知らずに、マッチング拠出を理解することは難しいのでしっかり押さえておきましょう。

企業型DCとは？

企業型DCとは、確定拠出年金のうちの一つであり、企業が掛金を支払い(拠出する)、自分で運用商品を決め運用する年金制度のことをいいます。

どの企業にもある制度ではなく、一部の企業に採用されているものであり、社員の退職金にあてたり、老後の年金として活用するために設けられた制度になります。
詳しくは、コチラの記事を参考にしてください！

マッチング拠出とは？

企業型DCは、企業が掛金を支払いますが、それに上乗せして自分でもお金を支払う(拠出する)ことを、マッチング拠出といいます。

企業型DCを採用している企業全てで、マッチング拠出が出来るとは限りません。

【企業型DCのみを採用している会社】、【企業型DC＋マッチング拠出を採用している会社】など、会社によって変わるため、ご自分の会社の担当部署(総務課や労務課など)に確認してください。

マッチング拠出の注意点

マッチング拠出には、注意点が２つあります！
【企業型の掛金を超えてはいけない】ことと、【iDeCoとの併用はできない】です。
一つずつ説明していきますね(*^^*)

企業側の掛金を超えられない

マッチング拠出を利用して自分で掛金を支払う場合、【掛金の上限額は会社の掛金額を超えてはいけない】というルールがあります。

例を出して説明しますね！

企業型DCとマッチング拠出を合わせても、合計￥10,000しか拠出することができません。

マッチング拠出でいくら拠出できるかは、企業型DCの掛金額がいくらかを把握する必要があります。
詳細な金額は、総務課や労務課など担当部署へ確認してください。

iDeCoとの併用はできない

マッチング拠出とiDeCoとの併用は出来ません。

【企業型DC＋マッチング拠出】か【企業型DC＋iDeCo】か、どちらかになります。
マッチング拠出を採用している会社は、社員がマッチング拠出を利用しているかどうかの有無に関わらず、iDeCo併用は不可になります！厳しいぃぃぃぃ～

【2022年10月マッチング拠出が変わる】
マッチング拠出を採用している会社でも、社員自身でマッチング拠出かiDeCoかを選択することが出来るようになる！

掛金はいくら？

マッチング拠出の上限額は、会社によって異なります。
詳細な金額は、担当部署へ確認してください。

ここでは、一般的な上限額を説明していきます！
【企業型DCのみに加入している人】と【他の企業年金に加入している人】とでは、上限額が異なるので注意してください。

企業型DCのみ加入している場合

【企業型DC＋マッチング拠出】の場合
上限￥55,000ー事業主掛金額＝マッチング拠出額　になります！

しかし、先ほど説明したように【マッチング拠出の金額は、企業側の掛金を超えてはいけない】というルールがあります。
そのため、企業型DCの掛金が￥5,000ならば、マッチング拠出の金額も￥5,000を超えてはいけません。

他の企業年金も加入している場合

ここでいう他の企業年金というのは、確定給付企業年金(DB)や私立学校教職員共済などのことです。

【企業型DC＋他の企業年金＋マッチング拠出】の場合
上限￥27,500ー事業主掛金額＝マッチング拠出額　になります。

さいごに

難しい言葉が多く、制度も複雑なマッチング拠出ですが、【企業の掛金に上乗せして自分でもお金を出すことが出来る制度】というポイントだけ覚えていてください♪

「他の企業年金に加入しているのかな」「マッチング拠出の掛金額いくらだろう？」などの質問は、担当部署へ確認していただくと、正確に金額を教えてもらえますよ♪